キャッシングに手を出したらお金を楽しく使えません!絶対。

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こんにちは!FPオフィスてれすこの新宅です。

今回も前回に引き続き 「お金を楽しく使うための3つのステップ」 を、少々脱線気味に掘り下げたいと思います。

さて、お金がピンチになった時に一番手っ取り早くお金を調達できる手段として 「クレジットカードのキャッシング」 があります。一度は利用されたことがある方多いんじゃないでしょうか? 実は私も社会人なりたての頃には結構お世話になっていました。

このキャッシング、当然ながら立派な借金です! 皆さんなんとなく手を出したらヤバそうだなと感じていると思いますが、お金を楽しく使う観点から何故キャッシングに手を出したらダメなのかを書いてみたいと思います。
また、今実際キャッシングにハマっている方に一刻も早く卒業できるよう、私の考えをいくつか書こうと思います。

なぜキャッシングではお金を楽しく使えないのか

今更ながらですが、キャッシングとはクレジットカードに付帯した機能のことで 「キャッシング利用枠」 の範囲内でATMなどから現金を借りることができます。急にお金が必要な時に便利な機能で、返済は翌月1回払いやリボ払いが選択できます。

ただ、便利ですが借金は借金で、たとえ翌月1回払いで返済してもしっかり金利手数料(利息)を徴収されます(ショッピングで1回払いの場合は手数料無料ですが)。金利も現在年率15%~18%とかなり高めです。

簡単に手軽に現金を調達できる便利な機能ですが、これに手を出したとたんお金を楽しく使うことができなくなります。正確に言うとお金を調達して使うまでは楽しいかもしれませんが、その直後からお金と向き合うことがつらくなります。何故でしょうか?

そもそもお金にルーズ! お金にルーズだとお金を楽しく使えない

そもそも日常生活の資金手当てでキャッシングに頼るということは、きちんと支出の計画を立てていないか、資金の手当て(予算決め)が甘い結果です。だからか、キャッシングした時点でどこか後ろめたい気持ちが芽生えます。
恐らくお金に対する意識も薄く、無計画にダラダラお金を使っていると思われます。

これ、恥ずかしながら私の実体験です。私だけかもしれませんが不思議なことにキャッシングに手を出すと、急激にお金に対しルーズになります。たぶんお金が無くなっても簡単に調達できるからだと思いますが、ルーズになればなるほど余計無計画に漫然とお金を使っていきます。

そして、これまた不思議なことに使っている一瞬は楽しかったはずなのに、全然記憶に残っていないばかりか、一種の罪悪感みたいなものが残ってしまいます。借金返済の義務からそういう感情が起きたのかもしれません。これではお金を楽しく使っていないのは明らかです。

借金したら、お金に縛られるようになります

お金は借りた瞬間から返済の義務が発生します。借りた人は返済の期日までに元本に手数料を含めた金額を調達しなければなりません。そもそも支出金額を調達できなかったからお金を借りたのであり、普段通りにお金を使っていたら返済金は調達できないはずです。したがって返済金を用意するためには、基本何かを我慢する必要がでてきます。ここで返済金が調達できなければ、新たにお金を借りなければなりません。最悪負のループが動作を開始します!

どうですか? ちっとも楽しそうじゃないですよね? 繰り返しになりますが、お金を借りた瞬間発生する返済の義務によって、人はお金に縛られていきます。借入の返済はお金を使うことに変わりありませんが、返済したところで義務が消滅する以外何も生みません。何も生まないということは、そこから満足や達成感は決して生まれないということになります。

キャッシングを卒業してお金を楽しく使えるようになるために

生活資金を一部とはいえ借入に頼るようになると、借入が借入を呼ぶ悪循環にハマる危険があります。そうならないためにも、ハマっている方は早めに卒業する必要があります。
ここでは、キャッシングから卒業する具体的なやり方について、私の考え方を書こうと思います。

まず収支を把握する(キャッシングの原因を探る)

最初にやることは、ざっくりで良いので収支を把握することです。生活資金の一部をキャッシングに頼るということは、慢性的に家計収支が赤字だと思われます。どの支出が多くて収支を圧迫しているのか、まずは把握しておく必要があります。
収支の把握には家計簿をつけるのが一番ですが、問題点が分かればよいので必ずしも必要ではありません。以下の手順で行ってみてください。

  1. 毎月の支出額を算出する
  2. 会社勤めの方は毎月の収入はほぼ一定のはずなので、毎月の支出額は以下のように算出できます。

    収入+キャッシング借入額+現預金残高減少額-キャッシング返済額=支出額

    現金預金残高が増加していたら、+を-に置き換えて計算します。恐らく増加することはないと思われますが・・・

  3. 支出の内容を把握する
  4. 一番面倒な作業ですが、算出した支出額を項目ごとに振り分けます。ざっくり過ぎても細かすぎても問題が見えづらくなります。以下の費目に振り分けられれば十分です。

    住宅費(家賃・住宅ローン・水道光熱費他)
    食費(食材費・惣菜費・外食費他)
    車関連費(ガソリン代・駐車場代他)
    洋服・靴・かばん代
    レジャー費
    教育関連費(塾・お稽古事・学校関係費他)
    通信費(スマホ代・ネット代他)
    保険料(生命保険・火災保険等月払いのもの)
    小遣い
    その他(何に使ったかわかるもの)
    その他(何に使ったかわからないもの)

    現金で支払ったものはレシートでしか内容が分からないので、面倒ですが収支把握中は必ずレシートはもらうようにしましょう。クレジットカードや預金口座は明細や通帳で内容は把握できます。
    各項目の合計が月の支出額とイコールになります。イコールにならなければ、その他(何に使ったかわからないもの)を調整し合わせます。

    日々の支出は月によってそんなに大きく変動するものではないので、支出の集計は、とりあえず1ヶ月で十分です。面倒ですがノートやパソコンに書き込んで集計しましょう。

削れそうな(我慢できそうな)支出を洗い出す

現状、収入<支出で取り崩せる貯金などの資産がないからキャッシングに頼る、というパターンがほとんどだと思います。なのでキャッシングから卒業するためには、最低でも収入>支出の状態にして返済の原資を絞り出さなければなりません。

そのためには、残念ながらしばらくの間支出の一部を我慢して収支を改善する必要があります。結構つらいことですが、お金に縛られる生活から抜け出すためには避けて通れないので、ここは踏ん張りどころです。

でも 「我慢の仕方」 をはっきりさせておかないと長続きしないばかりか、我慢が限界に達して更にドツボにはまる危険すらあります。ここで重要なのは我慢をする項目と範囲をあらかじめ決めておいて、その項目と範囲だけ集中して支出を削ることです。生活のすべてが我慢になっては、息苦しくて仕方ありません。満遍なく支出を削るよりも一点集中で削る方がうまくいく傾向があります。

削減を検討すべき項目と検討の順番は、一般的に以下のように行うと良いと思います。

  1. 「毎月お金を払っている」 という感覚に乏しい、いわゆる固定費
  2. 毎月支払の決まっている固定費は、結構な金額が消えているのに使っているという感覚に乏しいものです。特にキャッシングにハマっている方は、固定費の比率が高くなっている傾向があります。
    使っている感覚に乏しい支出であるなら、思い切って削りましょう。

    具体的な候補としては、保険料(最低限の保障は必要)・スマホ代・車関係費(週に数回しか乗らない場合は特に)・家賃や住宅ローン あたりが効果大です。

    それと聖域に思われがちな 「教育関連費」 も効果が大きい削減対象です。塾やお稽古事などで、子供があまり乗り気でない場合や、通わせている効果に親があまり満足していない場合は、家族話し合いのもと一度辞めてみるのも良いと思います。

  3. 無計画でダラダラ漫然と使っているお金
  4. 収支を把握する段階で 「何に使ったかわからない」 お金が結構あると気づくと思います。これはほぼ無計画にダラダラ漫然と使っているお金だと思います。何に使ったかわからないお金じゃ、お金を使って満足なんか得られていないのはほぼ確定です。

    では 「何に使ったかわからないお金」 はどこで使ったんでしょうか? 私は経験上大半がコンビニで消えていると見ています。
    毎日何気なく(というか習慣的に)コンビニに入店して、何気なく何かを(しかも余計に)買ってはいませんか? ハッとされた方は、試しに一定期間コンビニの利用を控えてみてください。該当の方は、これだけで毎月1万円以上の削減効果が見込まれるはずです。
    コンビニ限定の商品なんて、一部の食品以外ほとんどありませんし、スーパーなどに比べもれなく割高です。特に通勤途中に飲み物や昼食を買うためにコンビニに寄られている方は、それらを頑張って家から持ってくるようにしてみましょう。

    コンビニをやり玉にして申し訳ありませんが、少なくとも 「何に使ったかわからない」 お金は可能な限りゼロにすることが重要です。

  5. 我慢してもあまり苦にならない支出
  6. あまりないかもしれませんが 「これなら我慢できそうだ」 と思える支出は一度思い切って削ってみましょう。目的が達成されたときの満足感も得られますし、引き続きの支払抑制も見込まれます。

    ただし、我慢してもストレスを感じない程度の範囲に留めておくことをおススメします。挫折してしまった時のダメージは結構痛いです。趣味やレジャーなど楽しみに関するお金は、使い方を工夫することはしても我慢することは避けた方が良いと思います。

    また、ここで 「酒やタバコをやめる」 と考えるのもおススメしません。量を少なくするのならまだしも、やめるためには相当のパワーが必要です。ただでさえ支出削減のためにパワーを使っているのに、輪をかけてパワーを使うのは相当無理があります。やめること自体は良いことだと思うので、キャッシングを卒業してからでも遅くないと思います。

  7. 我慢できそうにないけど、我慢しなきゃいけない支出
  8. さきほど趣味は我慢すべきではないと書きましたが、パチンコや競馬などを趣味とされている方は、残念ながらこの趣味のためにキャッシングする傾向がとても高いといわれています。
    申し訳ありませんが最優先で削減することが絶対必要です。

    やめろ、とは言わないまでもキャッシングを卒業するまでは毎月の金額を設定するなどして支出を抑制することが絶対条件です。

可能な我慢で収支を改善→返済原資を作ってとっとと返済

収支の改善が見込まれそうなら、頑張って実行しましょう!
さきほども書いたように、家計簿をつける必要はありません。とりあえず毎月1回銀行口座の残高を確認するだけで大丈夫です。

残高が増えていれば収支が改善されて、返済のお金が貯まってきていることになります。浮いたお金は、キャッシングを卒業するまでは最優先で返済に充てます。

キャッシングでは他では考えられないくらい高い利息が取られます。貯めたら少ない金額でも即返済に充ててください。その分利息負担が軽くなります。

なお、ボーナスから返済に充てられそうなら卒業まで返済を優先させた方が良いですが、最優先にはしない方が良いと思います。我慢途中なので、資金に若干の余裕があると心にも余裕が生まれます。ボーナスでレジャーとか楽しみにお金を使うご家庭も多いと思うので。

若干矛盾していますが、本来毎月の収支を黒字にして返済に充てるのが理想的です。そうすれば、卒業と同時に家計が貯蓄体質に進化しているはずです。貯蓄体質を維持できれば二度とキャッシングのお世話になることはないでしょう。

返済完了しても、もうしばらく我慢

返済が完了しても、毎月の収支が赤字のままならもう少し我慢が必要です。一度チャラになっても、どこかでキャッシングが必要になる恐れがあるからです。

せっかくここまで頑張ったので、もうひと踏ん張り毎月の収支が黒字になるまで頑張りしましょう!
さきほど書きましたが、毎月の収支が黒字を維持できれば黙っていてもお金は貯まるので、二度とキャッシングのお世話になることはないでしょう。

ここまで出来て初めて 「キャッシングを卒業した」 と考えています。

毎月黒字を維持できるようになったら徐々に我慢を減らす

キャッシングを卒業したといっても、いろいろ我慢した上での収支改善です。我慢に慣れて現状のままストレス無く過ごせれば儲けモンですが 「頑張って我慢してる感」 が残っているようでしたら、ここで徐々に我慢していることを元に戻してみましょう。

戻した状態で毎月黒字が維持できれば、貯蓄体質に進化完了です!僅かかもしれませんが黙っていてもお金が貯まるようになっているはずです。ある程度貯まれば、余裕が生まれ安心してお金が使えるようになって、お金を使うのが楽しくなってくるはずです。

今まで返済に悩んでいたのがウソのように、お金の縛りから解放されて充実した生活が送れるようになると思います。

(まとめ)キャッシングは 「計画的に利用しましょう」 じゃなくて利用しないのが一番です!

カードローンのTVCMで 「ご利用は計画的に」 というフレーズ、聞いたことある方結構いらっしゃると思います。

でもカードローンやキャッシングは、計画的に利用するのではなく利用しないのが一番です。一時的であっても借金をしたら、即返済への義務からお金に縛られるようになります。わずかでもお金に縛られるようになると、お金を楽しく使えなくなり、人生の楽しみが大きく損なわれると私は考えています。

そもそも、計画的にキャッシングを利用(借金)するより、借金しないように計画を立てる方がよっぽど楽ですし(利息支払いまで加味した計画なんて私にも難しいです)、よっぽど前向きです。
しかも、そんなに難しいことではありません。毎月の収支を黒字にするのがベストですが、それが無理でも日常の資金にちょっと余裕をもたせるだけでいいのです。

キャッシングを悪者にしてクレジットカード会社の方には大変申し訳ありませんが、お金を楽しく使うためには日常生活の資金をキャッシング等借金で手当てしないことが絶対必要です。

 

以前、私は何人かキャッシングやカードローンに苦しんでいる知人の相談に乗ったことがあります(FPとしてではなく身上相談的に)。みんなちゃんとした職に就き私より給料の良い人もいましたが、安易にお金を借りてルーズな使い方をしていたばかりに次第にお金に困っていき 「借金返済のために働く」 みたいな生活をしている人もいました。

幸いみんな自己破産せずに無事借金生活から卒業していきましたが、お金の向き合い方次第で誰でも借金生活にハマる可能性があるんだなと、怖くなったことがあります。この時の経験が、私のお金に対する考え方に少なからず影響していると思っています。

もしこの記事を読んだ方で借金生活にお困りの方がいらっしゃれば、少しでもお役に立ちたいと考えています。当事務所に相談したところで、借金がなくなるわけでも過払金が戻ってくるわけでもありませんが、家計の現状から具体的なアドバイスはできると思います。
メール相談であれば基本無料です。お気軽にお問い合わせいただければうれしいです。

以上、最後は営業トークになってしまい申し訳ありません。長々と最後まで読んでいただきありがとうございます! ちょっとでも皆さんの参考にしていただけたらうれしいです!

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