「お金を楽しく使う」的節約術1(支出把握編)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

こんにちは! FPオフィスてれすこの新宅です。
前回の記事(「お金を楽しく使う」的節約の考え方)に続き、楽しくお金を使いながら(楽しく向き合いながら、の方がしっくりくるかもしれません)、上手に節約して貯蓄体質になる方法について考えてみようと思います。

ブログ初心者の私が、あれやこれやと書いた結果すごいボリュームになりそうなので、数回のシリーズ記事っぽく連投します。

第1回目は、ピンポイントで効果的に節約を行うには避けて通れない「収支把握」について書いてみます。

貯蓄体質を目指すなら、まずは現状の収支把握から

貯蓄体質を目指すために最初にやることは、現状の収支を把握することです。収入はある程度容易に把握できると思います。ここでは節約がテーマですので、支出に絞ってお話しします。

収支の把握は任意の1ヶ月で十分です。特に会社勤めの方は収入もそれほど上下しないはずですし、支出も月によってそれほど大きく変動することはないはずです。家計簿をつけていなくて初めて集計するご家庭は、イレギュラーな支出がないひと月を選んで集計してみてください。

収支把握の仕方

月の支出を把握するためには、「月の支出総額を把握」して「日々の支払を集計する」という2ステップを踏めば、かなり正確に把握することができます。

月の支出総額の把握

まずは、月の支出総額を把握します。一般的に次の式で計算可能です。

収入±現金・預金残高増減額(-積立)=支出総額

現金・預金が増えた場合はマイナス(-)、減った場合はプラス(+)しますのでご注意ください。

支出の把握、というと毎日の細々した支払いを積み上げ・集計すると思いがちですが、初めに「毎月総額いくらお金を使っているのか」を把握することの方が重要です。ここでは、この月にいくらお金が動いたかを把握するイメージです。
なお、現金残高だけはお金を数えなければ分かりません。毎月頭と月末に面倒ですが現金を数えてください。
また、年払いや半年払いなどまとめて支払うものがあれば、月で割って月額を計算して支出総額にカウントしておきます。

円単位まで厳密に把握する必要はありませんが、ざっくり過ぎると問題点・改善点が見えにくくなります。可能な限り千円単位まではきちんと把握しておいた方が良いと思います。

日々の支払を集計

次に、毎日支出する細々した支払いを集計します。ここが一番面倒な作業になりますが、支出総額の把握と同様千円単位まではきちんと把握しておいた方が良いと思います。
支出の集計は、支払(決済)の仕方により以下のように分けると間違えにくくなります。

  • 現金・電子マネー:お店でもらうレシートを必ずもらい集計します
  • 銀行口座引き落ち:通帳の履歴を集計します
  • デビットカード :利用ごと銀行口座に履歴が残るので、通帳履歴で集計できます
  • クレジットカード:カード会社からの利用明細を集計します

自動販売機等レシートがもらえない支払いを現金や電子マネーで行った場合は、面倒ですが金額と使い道をメモする等して集計してください。

なお家計簿アプリ等で利用実績を連動させて集計している場合を除き、クレジットカードの利用については集計する月に銀行から引き落とされた利用分(多分1か月前に利用したもの)を集計してください。そうでないと、先ほど把握した月の支出総額と一致しなくなります。

心配な方は、買い物のときは必ずレシートをもらう癖をつけておくと集計の漏れが無くなります(二重集計のリスクはありますが)。その際は決済方法によりレシートを分けて保管します。

レシートを決済方法で分ける

ジップロックなどを利用すると便利です

先ほど収支の把握は任意の1ヶ月で十分だとお話ししましたが、貯蓄体質が実現するまでは定期的に収支を把握することをおススメしています。ですので、支出の集計方法は家計簿を付けるのがベストです。
ただ、苦手な方もいらっしゃいますので、紙に書き出したり表計算ソフトを利用しても全く問題ありません。ご自身が一番やり易い方法でOKです。

なお、ここでも年払いや半年払いの支出がある場合は、月額を計算してカウントしておきます。

月の支出総額と日々の集計の合計を合わせる

月の集計が終わったら、初めに把握した月の支出総額と一致しているかチェックします。ピッタリにする必要はありませんが、あまりに違うようだと調査の上合わせます。

★集計金額>支出総額の場合

支出総額の計算が間違っているか二重に集計している可能性があります

★集計金額<支出総額

集計していない支出があります。何に支出したか不明な場合は使途不明金で集計します

(おまけ)おススメの無料家計簿アプリ

なお、家計簿を付けるのであればスマホの「家計簿アプリ」の利用をおススメしています。初期設定は結構面倒ですが、銀行やクレジットカード、電子マネーと連携されていて自動的に使用履歴を取り込んで集計してくれます。レシートを撮影すると支払内容を把握してちょっとした修正だけで集計してくれる等、慣れればとても簡単に毎月の収支が把握できます。
無料の家計簿アプリはいろいろありますが、私が一番おススメしているのが(実は私現在使っています)、「Zaim」というアプリです。ざっと特徴をご紹介すると

  • 累計750万ダウンロードを超える家計簿アプリの定番
  • 口コミも評価が高い(84%の人が継続利用しているらしい)
  • 約1,500の銀行やクレジットカードと連携していて、入出金・利用実績を自動取得・分類してくれる
  • レシート撮影で品目を自動入力してくれる(ちょっとした修正はあります)
  • 家計簿のアカウント共有可能(一つの家計簿を夫婦で共有できます)

このアプリは家計簿を共有できるのが一番のメリットです。面倒な家計簿を家庭で共有できれば手間も分散できますし集計漏れも防げます(ご家庭によってはデメリットかも?)。使っているユーザーが多いということは、ネットでいろいろな情報が簡単に見つかるという利点もありますし。おススメです。

支出の項目分け

日々の支出を集計する時に、何に使ったかを項目分けします。家計簿をつけていらっしゃる方は、家計簿にある項目を利用すれば十分です。
項目はあまりざっくりしすぎても細かすぎても問題点が見えづらくなります。私は次の項目くらいがちょうど良いと考えています。

大項目小項目内容
住宅費家賃・ローン家賃・住宅ローン
水道光熱費光熱費等公共料金
保険・税金火災保険・固定資産税等
食費食材・惣菜自宅で食べるもの
外食費外食・飲み会
車関係費ガソリン代車の燃料・オイル代他
駐車場代
保険・税金自動車保険・自動車税等
趣味のお金服や靴など好きなことに使うお金
レジャー費レジャーに使ったお金
教育関連費塾・お稽古塾やお稽古の月謝等
学校関連費授業料等・学校用文具・教材費
通信費スマホやインターネット接続料
保険料生命保険料・学資保険等
お小遣い
その他上記項目に当てはまらないお金
使途不明金何に使ったかわからないお金

集計を始める前に使用する項目をあらかじめ決めておくことをおススメします。

以下、とあるご家庭のある月の支出を上記項目に当てはめて集計した例です(個人特定を防ぐため支障のない範囲で若干フェイクを入れています。ご容赦ください)。

大項目小項目〇月支出全体比
住宅費家賃・共益費120,000円27.9%
水道光熱費15,000円3.5%
食費食材・惣菜50,000円11.6%
外食費21,000円4.9%
車関係費ガソリン代5,000円1.2%
駐車場代15,000円3.5%
保険・税金17,000円4.0%
趣味のお金10,000円2.3%
レジャー12,000円2.8%
教育関連費学童・お稽古14,000円3.3%
学校・保育園関連費25,000円5.8%
通信費20,000円4.7%
保険料45,000円10.5%
お小遣い35,000円8.5%
その他15,000円3.5%
使途不明金11,000円2.6%
合  計430,000円100.0%

まとめ

日々の支払を毎日集計したり、ちょこちょこ銀行口座やクレジットカードの明細をチェックすることは結構面倒くさい作業ですが、ここをいい加減にやってしまうと何の支出が多くて何を節約すればよいのか見えてきません。

お金を楽しく使うことと節約(無駄遣いをなくすこと)は目指すところは一緒だと前の記事で書きましたが、お金を使うことと節約(お金を使わないこと)は行動としては逆のことです。ここの折り合いをつけるには、どこが無駄で何を節約するか的確に把握することが必要です。

つまり、お金を楽しく使いながら同時に節約もしたいなら、支出の把握は絶対避けて通れません。なるべく正確に把握できるノウハウをいくつかご提示させてもらいました。皆さんの参考になればとてもうれしいです。

支出の把握が出来たら、次は節約する候補を検討します。次の記事は節約候補を検討のための支出分析について書いてみようと思います(『「お金を楽しく使う」的節約術2(支出分析編)』はこちら)
今回も最後まで読んでいただきありがとうございます!

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

FPに相談する

FPオフィスてれすこはネットと相談に特化した独立系ファイナンシャルプランナーです。メールでの相談は基本無料です!「ちょっとお金の相談をしてみたいな」とお考えの方は、お気軽にFPオフィスてれすこまでお問い合わせください!

FPオフィスてれすこの概要はこちら


FPに相談する