「お金を楽しく使う」的節約術2(支出分析編)

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こんにちは! FPオフィスてれすこの新宅です。

前回の記事(「お金を楽しく使う」的節約術1)に続く第2弾です。今回も楽しくお金を使いながら(楽しく向き合いながら、の方がしっくりくるかもしれません)、上手に節約して貯蓄体質になる方法について考えてみようと思います。

前回行った支出把握に基づいて、節約候補を検討するためにもうひと手間加えて支出の分析を行います。
「お金を楽しく使う」的節約術2回目は、節約候補を検討のための支出分析について書いてみようと思います。

支出を項目ごとに集計したら、次に支出項目を4分類します

 

先ほど支出を項目ごとに振り分けていただきましたが、項目ごとに分けただけでは節約したくてもイマイチどこから手を付けて良いかわかりづらいと思います。間違って楽しみまで削ってしまったら、辛くて長続きしません。

面倒かもしれませんが、ここで支出項目を更に4分類します。前回記事の項目分けは「お金を何に使ったか」にスポットを当てたものですが、これから行う分類分けは「お金をどのように(どんな気持ちで)使ったか」にスポットを当てるものです。
振り分けた項目をざっくり4分類するのも良いですが、項目内で詳細に分類できればベストです。

1. すでに支払いが固定されているお金

毎月の支出の中には、否応なく毎月支払が決まっているものがあります。代表的なものとして、家賃や住宅ローン等住居関連費、車にかかる費用、スマホやネットにかかる通信費、生命保険料などがそれに当たります。いわゆる「固定費」ってやつです。

これらの支出は「お金を使った」という意識がなくても、気が付けば口座から引き落とされています。生活に必要不可欠な支出で、中には充実感や満足を得ているものもあるかもしれません。でも使った感覚に乏しい支出は、大体口座から引き落とされても楽しいとは思わない支出だと思います。
使った感覚に乏しいなら、生活に影響のない範囲で思い切って削っても「お金を楽しく使う」ことに支障は出ないと考えることができます。次回以降の記事で詳しくお話ししますが、固定費を削ることが最も効果的で効率的な節約方法です。

なおちょっと話はそれますが、この固定費は全体支出の50%以下に抑えられるのが「良い家計」と言われています。自由に使えるお金は多いに越したことはありません。もし固定費が55%を超えるようだと、なかなか貯蓄体質にするのは難しいと思います。

2. 楽しみで使っているお金

趣味やレジャー、身の回りのおしゃれで使うお金はもちろんですが、中には食費や子供の教育費にお金を使うことが楽しいと感じる方もいらっしゃるかもしれません。ご自身の気持ちに正直に分類してみましょう(付合いのレジャーなどホントは楽しくないものもあるかもしれないので・・・)。

もちろんこれに分類された支出を削ることは、当ブログの趣旨に反するため絶対におススメしません。ただし余りにも他の支出とのバランスが悪い場合は、残念ながら手を付けなければいけないことも想定しなければなりません。

3. 仕方なく支払っているお金

出来れば払いたくないんだけど仕方なく払っているものは、無いようで何気にあります。本当は払いたくないって言ってはいけないんですが、税金や社会保険料のような公的なものや、生活上の付合いとかで半ば義務的に発生する支出がそれに当たると思います。

仕方ない支出と感じることの良し悪しはちょっと置いといて、まずは自分の気持ちに正直にピックアップしてみてください。
仕方なく支払うということは「お金を楽しく使う」とは正反対の感覚ですが、義務的支出を0には絶対できませんし節約するのも困難です。この事実を自分に分からせるためにも義務的支出がどれくらいあるのか、把握しておくことは非常に重要だと考えています。

4. それ以外(多分何となく使っているお金)

皆さん収支を把握する際「何に使ったんだっけ?」と考えてしまう支出が誰でも結構あるものです(私もそうです)。何に使ったかわからないものが、どんな気持ちで使ったかなんて絶対に分かりません。もちろん楽しく使ったものでないことは確定です。仮に何に使ったかは把握できていても、なんとも思わない支出であれば同じことです。

厳しいことを申し上げると、ここに分類される金額が全体支出の20%を超えるようだと貯蓄体質にするのは難しいと思います。仮に全体支出の50%が固定費だとすると、自由に使えるお金の半分近くが「何に使ったかわからない」か「使っても何とも思わない」支出になります。これでは「お金を使う意識が高くない」か「支出の管理が上手に行えていない」と考えてしまいますし、この状態では節約しようにも上手いきません。

当然ここに分類される支出は削減候補になりますが、何に使ったかわからないお金の割合が多いようだと削減を検討する前に、どこで何に使っているのか可能な限り追跡してみましょう。私自身と家計診断の経験上、コンビニやキオスクなどの売店、自動販売機で使ったお金が多いです。

まとめ

家計簿で日々の支払を集計しても、そこからわかることは「お金を何に使った」だけです。多分何に使ったかがわかっただけでは、”ふーん、そうなんだ”で終わってしまい、なかなか分析して節約候補を絞るまでには至らないと思います(あまりに極端な支出項目があれば目にはつきますが)。

「何に使った」から分析できることは、一般的な傾向から多いか少ないかくらいです。ご家庭の状況は様々なので、一般的な傾向に当てはめて節約候補を選んでしまっては、本来「楽しい」と感じている支出に手を付けてしまう恐れがあります。そうなっては、節約が辛くなり長続きしません。

そこで面倒かもしれませんが、日々の支出を「どのように(どんな気持ちで)使ったか」にスポットを当てて捉え直すことをおススメします。それがこの記事でご提示した4つの分類分けです。
「どのように(どんな気持ちで)使ったか」は、各ご家庭独自の絶対評価です。これを基準に節約候補を選ぶ方が、各ご家庭に合った的確で効果の高い節約ができると考えています。

節約とお金も楽しく使うことを両立するには、第一に自由に使えるお金を増やすこと、第二に楽しく使えるお金を増やすこと、が必要だと考えています。
固定費を減らせば自由に使えるお金は増えます。また楽しく使っていない(何となく・仕方なく)支出を減らせば楽しく使えるお金は相対的に増えるはずです。何となく節約するポイントが見えてきませんか?

私の経験から申し上げているだけでちょっとわかりづらい考え方かもしれませんが、何となくでも4つの分類分けの意義がお分かりいただけたらうれしいです!

ちなみに前の記事で例をお出しした「とあるご家庭」の支出を分類分けしてもらったら、以下のようになりました。

大項目小項目固定費楽しい仕方ない何となく
住宅費家賃・ローン120,000円
水道光熱費15,000円
食費食材・惣菜50,000円
外食費11,000円10,000円
車関係費ガソリン代5,000円
駐車場代15,000円
保険・税金17,000円
趣味のお金10,000円
レジャー12,000円
教育関連費学童・お稽古14,000円
学校・保育園関連費25,000円
通信費20,000円
保険料35,000円10,000円
お小遣い35,000円
その他15,000円
使途不明金11,000円
合計249,000円68,000円27,000円86,000円
全体構成比57.9%15.8%6.3%20.0%

「何にどれだけ使ったか」だけの表より、このご家庭のお金の使い方や考え方が何となく見えてきたように感じませんか?
興味をお持ちでしたら、是非上の表を参考にしていただきご自身の家計に当てはめてみてください。

支出の分析が出来たら、いよいよ節約候補の検討に入ります。次の記事は支出の集計・分析に基づいて節約候補を選ぶ優先順位について書いてみようと思います。

今回も最後まで読んで頂きありがとうございます。少しでも皆さんの参考になればうれしいです。

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