お金を楽しく使えない方へ

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こんにちは! FPオフィスてれすこ新宅です。いつも私の記事をご覧いただきありがとうございます。

FPの仕事を始めて3ヶ月になります。お陰様でブログをご覧になった方からボチボチご相談やお問い合わせを承るようになってきました。心より感謝申し上げるとともにご期待に沿えるよう頑張ります!

そんな記念すべき最初のお問い合わせは、ご相談というより若干クレームっぽい内容でした。ご本人承諾の上要約すると・・・

  • 私(お客様)は一度もお金を楽しく使ったことがないし、今後も楽しく使えそうに思えない
  • バブル世代のあなた(私のことです)とバブル崩壊後に生まれ育った私とではお金に対する価値観が違いすぎる
  • だからあなたのブログを読んでも響かないし、逆に腹立たしい
  • 「お金を楽しく使う」なんて幻想だとしか思えない

私が社会に出た時はバブルがはじけ始めていたので、自分がバブル世代だとはあまり思ってないんですが・・・
そんなことは置いといて、お問い合わせを読んだ時かなり凹みました。私の考えに全ての方が賛同してくれるなんて全く思ってはいませんが、ここまで不快に思われる方がいるのかとショックを受けました。

でもお客様のような考えをお持ちの方は一定数いるんだろうな、とは思っていました。今回は、このブログのテーマ「お金を楽しく使う」とは逆のポジションに立たれている方に向けて書いてみようと思います。今は楽しく使えないけど、「お金を楽しく使ってみたい」と思っている方に読んでいただけると幸いです。

景気が良くないからお金が使えない??


私の経験と推測ですが、「お金を使えない」とお考えの方は世代を問わず一定数いると考えています。ただこのお客様が仰る通り、私のような40代後半以降の方より若い方の方が割合は多いように思います。

確かに25年以上前にバブルがはじけて以降厳しい経済状況になって、現在公式には「景気は回復してきている」と言われていても実感に乏しい方はかなり多いと思います。
経済状況が悪くなるとどうしても財布のひもは固くなり、お金を使うことに腰が引けてしまいます。家計の安全が優先されて、お金を使うことより貯蓄が優先されがちです。

このような状況で生まれ育った方の多くは「お金をなるべく使わない」ことが良いことだとされるので、お金を使うことに腰が引ける(お金を使えない)と考えるようになるのはごく自然なことだと思います。

ただ、さっき書いたようにバブルを謳歌した人の中にもお金を使えない方は確実に存在しますし、バブル後に生まれ育った人の中にもお金を楽しく使っている方は確実に存在します。
これは、バブル世代なのにお金がないとか若いのに高給取りでお金持ちとか、その方々の経済状況によるものかもしれませんが、一番の要因はお金の使い方(=向き合い方)の違いだと考えています。つまり、巷の経済状況ではなく個人の考え方の違いだと思っています。

お金を使えない方の傾向


これも私の経験と他の方のSNSやブログを拝見した上での推測ですが、お金を使えない方にはいくつかの傾向があるように思います。いずれも、お金基準でどこか「お金に縛られている」傾向があるのでは?と考えています。

将来への不安が強い

現在日本の平均世帯貯蓄額は1,800万円を超えるそうですが、「ウチにはそんなにねぇよ!」と思われる方がほとんどではないでしょうか?そうでなくても「少子高齢化で人口が減る」だの「年金が近い将来破たんするのでは?」だの将来への不安を煽るニュースがあふれています。

現在日本人が保有する金融資産は、団塊の世代を中心とした高齢者に偏っています。そんな高齢者の子供世代は、親より貯蓄も年収も劣る状態で日々将来が不安になるニュースに晒されています。これでは将来に対して不安が強くなるのも、しょうがないと思います。

将来に対する不安が強くなれば、自衛として節約と貯蓄にシフトしていきます。ごく自然なことですが、これが度を超すと貯蓄が目的化してお金を使うことに腰が引けてきます。

「とにかく安くすますこと」が良いことだと思う

節約が当たり前の時代に育った方には、「お金をなるべく使わない」ことが良いことと考える方が結構いらっしゃいます。決して悪いことではありませんが、これも度を超すと万事「とにかく安くすます」ことが目的になって、お金を基準にした生活になりがちです。

お金を使うことに罪悪感や恐怖を抱く

子供の頃に欲しいものを買ってもらえなかった経験は誰でもあると思います。理由は教育上の問題だったり単なる自分のわがままだったり、本当はお金の問題ではないかもしれないのに、不思議と「ウチにはお金がないからだ」と考えてしまうことがあります。

こんな経験が重なると、次第に「お金を使うことはいけないこと」と考える人が出てきます。このタイプは、たとえ自分で稼いだお金で欲しいものを買っても満足感が低いか、または買うのをためらう傾向があります。

お金を使えるようになるステップ


貯金がほとんどなくてもお金を楽しく使う方もいれば、何千万円貯蓄があってもお金が使えない方もいらっしゃいます。
この違いは何なのか?あまり上手く言えませんが多分「お金」が基準なのではなくて「自分の気持ちや考え方」の違いじゃないのかな?と考えています。

お金を使えるように気持ちや考え方を整えたいとお考えの方は、次の方法を試してはいかがでしょうか?正直「これをやれば間違いない!」とは全然思っていなくて誰にでも当てはまる方法とも思っていませんが、何かしらのヒントにはなるかな?と思っています。

「モノやサービスの提供を受ける」を意識する

当たり前すぎて普段あまり意識していないかもしれませんが、お金はモノやサービスの提供を受ける対価として支払われます。ここではお金を使うことはちょっと置いといて、「モノやサービスの提供を受ける」ことを意識してみます。

では皆さん、何のためにモノを買ったりサービスを受けるのでしょうか?
当たり前すぎる質問かもしれませんが、意外と上手く回答できなくないですか?そこで、実際のシーンで考えてみましょう。

  1. おなかが空いたので好きな店で牛丼を食べた
  2. 寒かったので暖房をつけた
  3. 友達に会うため電車に乗った
  4. 友達とカフェでお茶しながらおしゃべりをした

いかがでしょうか?1.の場合は空腹を満たすため、2.は寒さをしのぐため、3.は友達に会うため、4.は友達とじっくりおしゃべりをするため、と考えることができます。

この目的を果たすために様々な行動をします。1.の場合は牛丼屋に食べに行く、2.は暖房をつける、3.は電車に乗る、4.はカフェでお茶する、となります。いずれも何らかのサービスを提供してもらっています。

サービスの提供を受けることで目的は達成されました。1.の場合は空腹が満たされた、2.は寒さがしのげた、3.は友達に会えた、4.は友達とおしゃべりできた、となります。

目的が達成されたらどんな気持ちになるでしょう?1.の場合は「満足」、2.は「安心」、3.は友達に時間通りに会えて「ほっとした」、4.は「楽しい」、でしょうか?いずれも悪い感情ではなさそうです。

お分かりのように、人は必ず何らかの目的を達成するためにモノやサービスの提供を受けます。目的が果たせたら、程度の差はあっても必ず何かが満たされます。

このことから、「人は何かを満たすためにモノやサービスの提供を受ける」と考えることができます。「何かを満たす」ことは決して悪いことではありません(もちろんやり過ぎは良くないですが)。

お金に意識が向かいすぎて使うことに腰が引けている方は、一度「モノやサービスの提供を受ける=消費」について意識を向けて、「何かを満たすために消費する」と考えてみてはいかがでしょうか?

お金を払ったら「ありがとう」と言ってみる

先ほど、「人は何かを満たすためにモノやサービスの提供を受ける」と書きました。

内容や程度の差はあっても、モノやサービスの提供を受けることで必ず何かが満たされます。お金は、その「満たされた何か」に対して支払うものだと考えることができます。

「満たされる」から「安心」とか「満足」など前向きなイメージが湧いてきませんか?(「不安」や「怒り」で満たされるなら提供を受けなければよいのです)
お金は、そんな前向きな気持ちに対して支払うものだと思います。

幸いにもここでお伝えしたことが何となくでもお分かりのようなら、お金を「ちょっとでも前向きな気持ちにさせてくれた」ことに対する感謝の気持ちで、「ありがとう」と言って支払ってみてください。

ありがとうということで、お金を使うことに少しでも前向きになれたら幸せなことだと思います。

お店の人が言う「ありがとうございます」の裏側を考えてみる

お店でお金を支払うと、ほぼ必ず店員の方が「ありがとうございます」と言うと思います。この言葉の意味をちょっとだけ考えてみましょう。

  • 多くの選択肢から選んでもらったことへの感謝
  • 売上が増える(=利益が確保できる)ことへの感謝
  • 「丁寧な接客をする」イメージづくりのため
  • マニュアルに基づいた形式的な挨拶

後半の二つはちょっとイヤな感じですが・・・でも、お店の方は大体前半二つの意味から真面目に「ありがとうございます」と言っていると思います(特に小さなお店になればなるほど)。

お店はお客様に対しモノやサービスを提供して、その対価としてお金を受け取ります。受け取ったお金は次の仕入れやお店の運営資金となり、運営資金からスタッフさんへ給料が支払われます。給料をもらったスタッフさんはそのお金で家計を運営します。
お客様一人一人が支払う金額はわずかでも、そのお金は確実にお店とスタッフさんの生活を支えています。

また、今はモノやサービスがあふれていて消費の選択権は消費者が握っています。お店にとっては多くの選択肢の中から当店を選んでくれてお金を出してくれたことに、とても感謝します。

私は、この二つの理由からお店の方の「ありがとうございます」を額面通りに受け取っています。「何かが満たされた上にお礼まで言われちゃってうれしいな」とまでは思いませんが(本当はそう思えればよいのでしょうが)、少なくともお礼を言われて悪い気はしません。

仮に額面通りに受け取れなくても、お金を支払うことで誰かを支えていて感謝されていることは頭の中に置いておいて良いと思います。
特にお金を払うことを「誰かに盗られている」的な感覚で捉えている方は、お店の方の「ありがとうございます」にもっと耳を傾けてはいかがでしょうか?

自分の好きなもの・好きなことを書き出してみる

不思議なもので、子供の頃は好きなことややりたいことが溢れるように頭に浮かんだものですが、段々年を重ねて「好きなことは何ですか?」と問われるとなかなか思い浮かばなかったりします。

もしかしたら、普段から考えていないと頭の隅からこぼれ落ちているのかもしれません。

そこで、自分がやりたいこと、好きなことやものを書き出しておくことをおススメします。どうしても思い浮かばないなら、やりたくないこと・嫌いなものの反対を考えてみると良いかもしれません。

「お金を何に使ってよいかわからない」と感じている方にはおススメだと思います。

ちょっとだけでいいので好きなもの・好きなことにお金を使ってみる

好きなもの・好きなことが書き出せたら、ちょっとだけで良いのでそれにお金を使ってみましょう。

文を書くことが好きな方はノート1冊や消しゴム1個でもかまいません。とにかく1回好きなことにお金を使ってみてください。

それで何かしらの満足が得られると実感出来れば、前向きにお金を使える第一歩だと思います。

(まとめ)お金を上手に使う=お金に向き合う気持ちを整える


せっかくここまで読んでいただいた方をディするようで申し訳ありませんが、お金を(楽しく)使えない方は万事お金が基準になってお金に縛られているように思います。

このブログの最初の記事に書いたとおり、お金は生活(人生)を円滑に送るための「ツール(手段)」です。なので、使いこなさないと生活は上手く回らないと考えています。

使いこなすためにはもちろんテクニックも必要ですが、ツールへの向き合い方(気持ち)が大事だと思います。

またまた極端な例を出してしまいますが、お金を使えないとは、「包丁(お金)が怖くて料理(生活)がままならない」に似ているような気がします。
包丁を使うことに最初は恐怖や不安を感じても、気持ちを整えて向き合えば次第に使えるようになってきてきます。そしてだんだん慣れてきてテクニックが身についてくると、使うことが楽しくなってくるかもしれません。きっと楽しく作った料理はおいしいし、満足が得られると思います。

確かにお金も怖い・危ない部分はたくさんあります。だからと言って使わないままだとその価値は発揮されません。最初は勇気が必要だと思いますが、気持ちを整えて向き合えば使いこなせない人はほとんどいないと思います。

この記事を少しでも参考にしていただき一歩前に踏み出せる方がいれば幸いです。

・・・なんかスピリチュアルっぽい記事になってしまったでしょうか?

真面目なお金の記事を書いたつもりがスピリチュアルっぽくなるくらい、お金を上手に使うためには気持ちを整えることが必要、ということは気持ちを整えれば上手にお金を使えるようになる。ということをお伝えしたかったです。

以上、最後までお読みいただきありがとうございます。
本年最後の記事になると思います。段々ブログにも慣れてきました。来年はもっと多く記事を書けるように頑張りますので、これからもよろしくお願いいたします!!

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